うつ病に効く!?えごま油の効能と食べ方

えごま油には、αリノレン酸という成分が豊富に含まれています。
これが体内でDHAやEPAにかわり、脳の栄養となるのです。DHAやEPAには、血流を良くする働きがあり、脳の神経細胞を活発にする助けとなるのです。
DHAやEPAというと青魚を想像するかもしれません。
確かに青魚も脳の栄養として優秀な食材なのですが、即効性に優れていなかったり、必要な量を食べようと思うと、かなり沢山食べなくてはいけなかったりします。
例えば、鯖なら半身食べなくてはいけない量は、えごま油なら大さじ1杯で済みます。

認知症の場合、予防という観点でえごま油を摂取すると良いといわれていますが、うつ病の場合、発症した後に摂取することで改善が出来るといわれています。
認知症の場合、記憶に関わる神経細胞が死滅してしまっているので、摂取しても生き返ることはないのですが、うつ病の場合、やる気に関わる神経細胞が弱っているだけなので、摂取することで弱った神経細胞を再び活発にすることができるのです。

えごま油の効能には、うつ病の改善や認知症の予防以外にも、アンチエイジング、ダイエット、血中コレステロールの減少等々実に沢山あります。
そして、それらの効能を意識して食べようと思う場合、えごま油が酸化する前に食べる必要があります。
空気に触れるとどんどん酸化してしまう他、熱を加えるのも厳禁です。
ですから、1日大さじ1杯のえごま油を食べる際は、なにかにかけるという食べ方をしてください。
脳の栄養として利用したい場合は、たんぱく質食材と一緒に摂取すると効能が高まりますので、味噌汁や卵かけご飯等にかけると良いでしょう。
加熱しなければ、味噌汁等の温かい料理にかけても問題ありません。
そして、かけるのは食べる直前が好ましいです。

うつ病を始めとする脳の病気には、ストレスも大きく関わっています。
えごま油で栄養を補給すると共に、ストレスを溜め込まないよう発散できる場をもうけることも大切です。