えごま油の効果・効能は摂取量で決まる?

えごま油の1日あたりの摂取量はティースプーンに1杯ほどが目安となります。
えごま油の摂取量を、1回にたくさんにしたところで、効能が高まるというものではありません。
1日当たりの摂取量は適量を心がけながら、大事なのは毎日続けるということになります。

えごま油の効能はさまざまで、そのなかでも認知症への効能も期待がされています。
含まれているαリノレン酸が認知症を防いだり、脳の働きを活性化するのにも役立ちます。
αリノレン酸は体の中に入ると、DHAやEPAの栄養成分に変わります。
この栄養成分が、弱った脳の神経細胞を活性化するのです。

えごま油は、人間の体の健康のために、さまざまなメリットをもたらしてくれる質の良い油です。
60兆もの細胞からできている人間の身体は、内側と外側を隔てている細胞膜があります。
バリア機能も持っている細胞膜は、外部からの体にとってよくない物質の侵入も阻止してくれます。
人間にとって細胞膜は、細胞を守ってい目にも必要なものです。
この構成の力となっているのが、αリノレン酸です。
αリノレン酸が不足してしまうと、人間の体も老化へとつながってしまうのです。
その老化からも、人間の体を守ってくれる優秀な油なのです。

近年精神的な健康の乱れを感じる人も、少なくはなくなってきています。
えごま油は、うつ病を軽減していくパワーも秘めているとされています。
うつ病の患者さんは、EPAやDHA、αリノレン酸やオメガ3系脂肪酸の蓄積量が低い傾向にあります。
そのため、不足した栄養素をえごま油で摂取することで、改善にも役立つを考えられています。

メンタル的な部分にも作用しますが、実は素肌にとってもうれしい働きをもたらす成分でもあります。
美容系で考えたとき、肌を美しく導く効果も期待ができます。
皮膚にできるシワであったり、肌のたるみなども、えごま油の摂取によって予防になると言われています。
女性にとっても、積極的に摂取したい油の一つです。