アトピーにも効果あり!えごま油の健康法・美容法

最近、えごま油の人気が高まっています。
えごま油とは、えごまというシソ科の植物の種子から抽出された油です。
健康面や美容面に様々な効果があり、さらに摂取しやすい事が魅力となっています。
そもそもえごま油が体に良いとされるのには、主成分であるαリノレン酸によるためとされています。

近年癌患者が増えてきているのは、様々な理由がありますが、その一つにマーガリンなどに含まれるリノール酸と言われています。
リノール酸を大量摂取すると、体内でアラキドン酸が増加し、その結果エイコサノイドという成分が生成されます。
多くのエイコサノイドが生成される事で、肺がんや乳がん、大腸がん等の欧米に多いタイプの癌が発生する確率が高まります。

同じような原因で、近年はアレルギー・アトピー体質の人が増えてきました。
環境の変化や食生活の変化によるものが大きく、やはりアトピーにもリノール酸が関わっています。
体内でアラキドン酸が増える事で、プロスタグランジンE2に変換され、これが血小板の粘性を高めたり、アレルギーが起こる原因となるのです。

がんもアトピーも完治させるのには大変な病気で、一番良いのは事前に予防する事です。
えごま油に含まれるαリノレン酸は、リノール酸の大量摂取による弊害を抑制する働きがあると言われているので、積極的に摂る事が推奨されています。

また、美容面でもえごま油は大きな効果をもたらします。
えごま油に含まれるαリノレン酸、そしてロズマリン酸という成分が体内の脂肪燃焼を促進させ、余分な糖分の吸収を妨げる効果があります。

もちろん油ですから、ダイエットに良いからと摂り過ぎてはいけません。
基本的に小さじ1杯が一日の適量とされています。

またえごま油は熱に弱いので、炒め物には適していません。
サラダのドレッシングとして、マーガリンの代わりにパンにつけて、お味噌汁に入れてなど、料理と一緒に食べると取りやすくなります。
特にクセや香りがキツイ訳ではないので、比較的摂取しやすい油です。