いま話題の健康に良いオイルにえごま油と亜麻仁油があります。
この二つにはどのような違いがあるのか、あまり知られていません。
共通することはこの二つのオイルがオメガ3脂肪酸を豊富に含んでいるということです。
植物の油の中でもオメガ3脂肪酸の割合が50%を超えるのは他にないほどの含有量です。
このオメガ3脂肪酸というのは不飽和脂肪酸の一種で常温で固まらないさらりとした感触の油です。
対する飽和脂肪酸はラードやバターなどの固まる脂で、摂りすぎることで血中で固まってしまうなどの問題があります。
特に現代人はこのオメガ3脂肪酸が不足していることが知られているので、積極的に摂取することが望ましいのです。
さまざまな植物のごま油、オリーブオイルなどさまざまな植物性オイルの中でもこのえごま油と亜麻仁油のオメガ3脂肪酸の含有量は比類がありません。
えごまとはシソ科の植物で、そこから取られたオイルもほのかにしその香りがします。
一方で亜麻仁とはアマと呼ばれる植物の種子から採られるものです。
亜麻仁油の方は独特の匂いを感じる方もいらっしゃいます。
この二つのオイルが含むオメガ3脂肪酸の値はほぼ変わらないため、栄養価としての違いはほとんどありません。
含まれる栄養化の違いがないので、あとは香りなどの好みでえごま油と亜麻仁油を選ばれるのが良いでしょう。
この二つのオイルを使うときに注意したいことが加熱しないということです。
このオイルは加熱調理することで栄養価が失われてしまうため、加熱せずにそのままのフレッシュな状態で摂取するのがおすすめです。
えごま油はほのかに良い香りがするので、サラダなどにかけても美味しくいただけますし、そのままスプーン等にとって一日ひとさじずつ飲むこともできます。
中には朝食のヨーグルトにかけて召し上がったり、スムージーに入れて飲みやすくしてから摂取する方もいます。
このように生で摂取することで豊富なオメガ3を取り込むことができます。