えごま油としそ油、亜麻仁油は最近よく耳にする食材の一つですが、それぞれの違いについて知っている人はそれくらいいるでしょうか。
えごまとはしそ科の植物で、一年草です。
これはα-リノレン酸を豊富に含んでいます。
このα-リノレン酸は、血管をさらさらにしてくれたりするDHAや、高脂血症や動脈硬化など様々なものを防ぐEPAの原料にもなります。
えごま油は体の中でこれらを生成してくれるのです。
一方しそ油はしその実からとった油です。こちらもα-リノレン酸を含んでいます。
この両方ともしそ科ですが、この二つにはどういった違いがあるかと言うと、実は同じものなのです。
これは単に商品名の違いと言われています。
しそ油という分かりやすい名称で売り出したものと、えごま油と言う名称の商品があるという話なのでしょう。
近頃えごま油(しそ油)が人気で、品切れが続出していると言う話ですが、粗悪なものも存在します。
それを選ぶことを避けて、良質なえごま油(しそ油)を探すようにしましょう。
そして亜麻仁油は亜麻と言う植物の種子から取れる油です。
綺麗な青紫色の花を咲かせるのが特徴です。
読み方は、「あまにあぶら」と思っている人も多そうですが、「あまにゆ」と読むのが正解です。
どちらのオイルもα-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)が豊富で、ダイエットによいといわれているのがこの成分です。
それだけではなく、体の細胞を健やかに保つための効能が沢山あります。
例えば、アレルギー緩和の他、血液さらさら効果、生活習慣病の緩和や予防、記憶力を向上させてくれるなど様々な効果があります。
そして便秘解消や保湿効果による美肌効果などもあります。
亜麻仁油とえごま油(しそ油)の大きな違いは「味・風味」「産地」です。
亜麻仁油のほうが少しクセがありますので、えごま油のほうが摂取しやすいことが多いです。
また、亜麻仁油は国産が比較的少ないですが、えごま油は国産のものも多く流通しています。
どちらもオメガ3が豊富ですので、お好みのオイルを探してみてはいかがでしょうか?