油というと高カロリー、食べ過ぎるのは良くないというイメージがありますが、健康に良い油もありますので、そうした油は積極的に取り入れていきたいところです。
健康や美容に良いとされている油では、えごま油、亜麻仁油、さらにしそ油があげられます。
購入する前にはそれぞれの特徴や使い方をよく理解しておきましょう。
まずえごま油はえごまから取れる油ですが、こちらはシソ科の植物で青じそとよく似た葉を持っています。
昔は生活の灯りをともす油や傘の防水用などに利用されていた油ですが現在では食用として人気となっています。
健康効果としては、血管を健康に保つのに役立つとされるαリノレン酸を豊富に含んでおり体内に入るとEPAに変化し、血管に入り込んだコレステロールの排出に役立ち、傷ついた血管の回復にも役立ってくれます。
EPAだけでなくDHAにも変化しますので、脳の機能によく認知症の予防やうつの改善にも役立つとされています。
魚の苦手な人にもしっかりと成分を取りいれることができます。
しかもえごま油は無味無臭で軽い口あたりの利用しやすい油です。
しそ油はその名前の通り、しそから取られている油で、アトピーや花粉症の症状の改善に役立つということで話題となった油です。
実はえごま油とシソ油は呼び方が違うだけで同じ油ですので、しそ油も同じような効果効能を期待することができます。
この油もやはり加熱をせず、生のまま出来上がった料理にかけたり、そのまま飲んで摂取します。
亜麻仁油は亜麻という植物から取れる油で布繊維の原料としても使われています。
亜麻仁油はオメガ3やオメガ9などの必須不飽和脂肪酸がバランスよく含まれていることが特徴的で、肌荒れの症状を改善したり、コレステロールの排出にも役立ち健康維持にも役立ってくれます。
血糖値を抑制する効果も持っており脂肪が体内に蓄積されにくいので、油でありながら太りにくいことでも人気となっています。
加熱すると生臭みが出てしまうので、ドレッシングのように食べ物にかけたり、スプーンなどで直接飲んで摂取すると良いでしょう。